iPadの現在におけるトレンドは「フルディスプレイ」であり、PCに迫る性能のPro、一般向けのAir、そして去年末に前2モデルと同様にシリーズを一新したminがあり、これらが次世代型iPadとしてラインナップを形成しています。そして昔ながらのホームボタンとお求めやすい価格に位置する旧世代型として無印iPadが存在します。無印ipadはこれまで9世代にわたり進化してきて次期モデルは記念すべき10世代目にあたるので、どのようなデザイン、性能になるかを有名なリーカーをはじめガジェット界隈で予想されたりしていています。なかには無印ipadもホームボタン無しのフルディスプレイになるという人もいますが、「それは絶対ない」でしょうね、少なくとも次の第10世代については。
無印ipadは教育機関やビジネスシーンでも活躍していて操作体系も過去のものを継承しながら微々たる進化を繰り返してきたため、一昨年のair3→4、去年のmini5→6みたいな劇的な進化はないと思います。ましてやホームボタン無しのフルディスプレイになったとすれば現在のAirのポジションが曖昧になってしまうし、それを考えるといずれは画面の大きさや性能面で差がなくなってしまうであろう無印・Airはどちらかがシリーズとして消滅するかもしれません。iPhoneにおいても未だにホームボタンを持つSEのシリーズが一番売れているのでiPadシリーズでもその傾向はまだ続くと思われます。
ProとAirの10.5インチ筐体がベースになる
これまでも無印ipadは微々たる変化を繰り返して現在にまで至りますが初代から辿っていくと「それよりも薄くて軽いAir」「それよりも小さなmini」「それよりも性能のいいPro」といったように基本となるipadよりも用途に絞った、性能にこだわった形で先進的なシリーズが出てきてその後を追うように無印もそのシリーズの筐体や性能を身につけるといった進化をしてきました。今回もその傾向は続きますが筺体は7世代目から使ってきた10.2インチから以前発売されていたAirの3世代目やProのでも使われていた10.5インチの筐体が使われるのではないかと思います。この筺体は現在の10.2インチと縦・横のサイズが同じでそれでありながら画面サイズをベゼルやホームボタンの位置ギリギリの位置まで拡大してさらに薄さも7.5ミリから6.1ミリにまで薄くなります。無印ipadは他のシリーズに比べて新製品登場時はトピックが少ない、インパクトある進化でもないかわりに「たぶんこれくらいの進化にはなる」といった順当な予想ができると思います。
性能面での順当な進化
現在の第9世代からの進化を考えるとチップがA13からA14になるとおもわれます。現在AirではM1チップになってしまったことや、新世代に移行したminiがA15であることを考えれば妥当ではないかと思います。ちなみにA〇チップは15で最後になるのではないかとも思います。であるとすれば第10世代の次に来るモデルはA15を搭載した11世代目の頃にはホームボタンiPadとしては最後のモデルになるかもしれないし、無印ipadがホームボタン消滅へ移行するとすればそれまでのホームボタンモデルをipadSEだとかipad Classicなるネーミングで登場するかもしれないですね。
あとはカメラ機能で、第9世代ではフロントカメラが12メガピクセルになったことが話題になりましたがリヤカメラについては8メガのままであるという、今までの「フロントよりもリアの方が高画質」といったものから逆転現象を起こしている状況にあるので、ここは順当にリヤカメラも12メガピクセルになると思います。カメラの形状についてはProでも12メガのカメラは実装済みでAirやminiにあるような出っ張った形状ではないのでデザインを損ねることはないと言えます。
私の本当に欲しいipadとは
今私が使っているipadは2014年に買ったiPadminiの第2世代なのですが、さすがに時間が経過してアプリが対応しなくなったり表示が遅くなったりしてそろそろ買い替えようかと思っています。去年秋にipad miniの第6世代が発売されてホームボタンがなくなり画面が拡大したことによりかなりの進化がなされてガジェット界隈でも絶賛されていました。たしかにipadシリーズはMacbookやiPhoneに蔓延する「ノッチ」なるものが存在しないし、順当な進化をしていていますが、それらの新シリーズにはイヤホンジャックがないのが自分としては気になるところです。なぜなら私はiPadをラジカセにつないでスピーカー再生する機会が多いので、できれば新しいタブレットもイヤホンジャック付きのものにしたいと思い、無印のiPadも購入候補として気になるところです。
去年の今頃まではipad miniも次期モデルはホームボタン付きの旧モデル継承型とホームボタン無しの最新フルディスプレイモデルの2つの予想がされていて大方の期待は後者のタイプが多かったのですが自分としては前者のさらに進化したモデルがほしかったなと思っていました。リーク情報によっては5世代目まで画面の大きさが一切変わらなかったのに比べてぎりぎりのところまで画面を拡大したモデルが出るなどといわれ、楽しみにしていたのですが、元々miniはニッチなモデルでもありわざわざ筐体を変えてまでホームボタンモデルを出すこともないだろうなと今は思います。
現在mini2を現役で使っていますがホームボタン、イヤホンジャック装備、操作体系はそのままに画面を大きく、さらに薄くした次期モデルのipad第10世代に期待したいものです。
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