ナショナルのテレビは小型のものから大型のものまで多数ラインナップをそろえていますが、ここにある何の変哲もない白黒テレビも味があっていいなと思います。
この11型のTR-11Bは姉妹機の11Aと同時に発売されていますが、11Bは側面が木目調になっていてインテリアになじむようなデザインになっています。1967年発売のものですが真空管テレビ、トランジスタテレビ、家具調テレビ、パーソナルテレビそれぞれにデザインに特徴がありますがもうこの時点で小型テレビとしての形は完成されていたんですね。その後は14型のテレビが主流になりますがこのモデルは取っ手がついていてなんとか持ち運べるようにはなっているのでこれくらいの大きさ、形がいちばんちょうどいいんじゃないかとも思ってきます。
この年代のテレビだとオークションでも見かけないし、落札しても電源が入らない等の欠点もあるのですが僕がたまたま落札したこの機種は状態もよく、画面もよくうつるため、放送がデジタル化になってもRFコンバーターをつけるなりして地デジやDVD映像を見るのに適していると思います。カラーテレビは既にこのころには存在していましたがデザイン的には白黒テレビを膨張させたようなのが多く、次第にプラスチックで派手なボディカラーのものが出てきたりするので、この頃に発売されたこの機種のようなすっきりしたデザインのものが好きです。
トランジスタテレビ 保管庫(掲載機種リスト)
今まで集めてきた1060-70年代の白黒ブラウン管テレビのコレクションを各メーカーごとにまとめています。
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