このテレビはソニーが1960年代最後に発売したトランジスタ白黒テレビです。持ち運べるテレビでありながら据え置き型としても通用するモデルでそれまでにソニーの中にあった9インチテレビから11インチの大画面テレビへのモデル構成の切り替えの最中にあり、その後は11インチを中心にしたモデルが売り出され、時が経るに連れて14インチテレビが個人向けテレビの主流になっていきました。
写真にあるとおり、今は見かけなくなった別売りのパタパタ時計をテレビ上部に取り付けてこれをタイマー機能として時間が来るとテレビの電源を付けたり消したりするようにできています。
僕がオークションで手に入れたときはテレビは既に使えない状態になっていて、電源つまみを引く・押すという操作が出来ない状態になっていました。キャビネット側部も割れていてこれはハズレを引いてしまったかなと思っていました。テレビの電源がつかないなら時計も動かないだろうと思っていたら。ちゃんと動作するため電気は通ってるはずなんですよね。修理すべきかどうか迷います。
またデジタル時計の取り付け方、操作法がわからなかったのでダメ元でソニーのサービスセンターに説明書がないかと問い合わせたらなんと、説明書のコピーをPDFでメールにて送ってもらえました。かなり古い機種の周辺機器というものだからないだろうと思ってたのにこれはうれしい誤算でした。逆にテレビのほうは在庫がなかったのことです。
時計を取り付けたり、タイマー機能が付いていると当時のカタログにも掲載されていてテレビ視聴の新たな提案になったと思います。
![](https://mono-chronicle.com/wp-content/uploads/2016/08/iphone030049-160x90.jpg)
トランジスタテレビ 保管庫(掲載機種リスト)
今まで集めてきた1060-70年代の白黒ブラウン管テレビのコレクションを各メーカーごとにまとめています。
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