ラジカセにCDが付いたという状態から、機能やギミックの充実、デザインの変化を見ているとバブルラジカセとしての形が出来上がっていると思うのはこのFD65あたりからなのではないかと思います。
この当時の他のメーカーのラジカセはもっとメカメカしいゴツゴツしたデザインでボタンもガチャメカ、そこらじゅうに散らばった印象がありますがこのFD65は早いうちからボタンの配置なども綺麗に整理してあってラジオ、CD,カセット、音質調整などそれぞれが操作しやすい配置になっているのでその後のパナソニック機種の雛形になっていると思います。
僕がこのラジカセを入手した際、同じ筐体を持った後継機種のDT60もあったのですがところどころデザインが変更されていて、その当時のラジカセというものがよく現れている機種だなと思います。後のDT99とかDT909を見ているとラジカセというものが数年でここまで変わるものなのかと思わせられます。
オークションで入手した際、落札価格もそこそこ、電源コードと説明書もついてて、開封したとき丁度NHK-FMでアニソン三昧特集をやっていたのでそれを聴きながらすごしていました。バックライトはついていませんがレベルメーターが光っているのがいいですね。この機種によくあるスピーカーエッジがウレタンであることにより劣化したり破けてしまっているので本来はどういう音がするのか、スピーカーエッジの交換をして確かめてみたいと思っています。
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