ソニーのマイクロテレビもモデルチェンジを重ねる度にデザインも洗練してきて、ネーミングもマイクロテレビ→ソリッドステート→ステイタスというように変わっていきました。
そしてトランジスタテレビ全体のラインナップが増えていくごとにただ見るだけでなく小型テレビならではの付加価値となる機能を増やしていきました。このモデルはいままでのカジュアルなイメージのマイクロテレビからシックな方向へ転換した機種といえるでしょう。
高級感のあるデザインとコードレス機能
マイクロテレビは歴代を見通して左側に画面、右側に操作パネルという配置がされていてこの機種も例外ではありませんが全体的に直線基調で、色も黒とシルバーで統一された高級感のあるものになりました。そして一この機種のセールスポイントは充電器となる台に接続することでコードレステレビとして部屋の中や外へも電源の心配なく持ち運べるようにした点です。実際のところ稼働時間は少ないだろうし現在となってはバッテリーも劣化して使い物にはならないと思いますが当時としては画期的な機能でした。
カタログ画像
白黒テレビ総合カタログより 7インチのステイタス700と一緒に発売された
5-55 ステイタス500単品カタログより 「マイクロテレビ技術の集大成」と記述
当時のカタログにもこのテレビを持つことがステイタス、高級テレビといったキャッチフレーズでアピールがしてあります。7インチのの7-76と共にデザイン的に未来感あふれた洗練された印象があり新しいイメージでやっていくというソニーの意気込みを覗うことができます。
現在の保有状況
このモデルもヤフオクやメルカリではめったに見かけません。ソニーのトランジスタテレビにおいてもバリエーションが豊富になるにつれて好みが分散していったからなのでしょうか?オークションでは5-303あたりだとケースや説明書、箱付の物件やばら売りで集めることが出来ましたがこれに関してはカタログやサービスマニュアル、キャリングケースまでは入手できましたが説明書等はまだ手に入れていません。またヤフオクの落札履歴を見ても説明書らしきものが見つからないので今後もコツコツと検索しながら気長に探していきたいと思います。

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