トランジスタ白黒テレビを収集している中で同じメーカーだとか、同じ画面の大きさなどでカテゴリ分けをしていますがこのソニーの9インチのシリーズが持ち運びできる、そして据え置きテレビとして使える意味ではいちばん丁度いいと僕は思っています。この辺のジャンルではデザイン等に凝ったモデルも存在していますが、テレビらしいテレビといったオーソドックスなスタイルというか、派手さはないものの最終的にはここに行き着くのではないかと思います。
この9-304型は初の9インチモデルであり、ソニーテレビでは一号機の8-301や小型化された5-303、4-203よりは注目度は低いかもしれませんが他社のトランジスタテレビでも9インチくらいの大きさのモデルは結構見かけるあたり、需要が多いのだと思います。また筐体も外側が黒以外にも白や赤のモデルも見かけました。
9インチのテレビのモデルは70年代初頭まで続きますが、下記の画像で見ると9-304は画面が緑っぽく写っています。個体の差によるものなのか、もともとそんな感じなのかわかりません。
実はこのテレビをオークションで落札し、電源をつけたら内部から臭いを発しながら煙が線香のような感じで出てきたので怖くなりそれ以来スイッチを入れてません。コンデンサの劣化、ホコリに着火したかわかりませんが、修理しようかどうか迷っています。せめて外見だけでも綺麗にしたいですね。
トランジスタテレビ 保管庫(掲載機種リスト)
今まで集めてきた1060-70年代の白黒ブラウン管テレビのコレクションを各メーカーごとにまとめています。
コメント